システム開発などを手がける豆蔵は9月8日、子会社の「UFDホールディングス」を設立すると発表した。資本金は2億1000万円で、豆蔵が95.2%、代表者に就任する奥井規晶氏が4.8%出資する。
UFDホールディングスは、持ち株会社としてSI企業をはじめとするさまざまな中小ハイテク企業をフランチャイズのように束ね、規模感を出して大手企業に対抗する。事業の領域としては、ハイテク製造業のさらなる活性化を支援する事業や、官公庁向けのIT化事業などだ。特に、地方の独立企業をなどと団結し、大手企業が大型プロジェクトを独占し、中小企業がその下請けとなっている地方自治体の情報システム分野における公共事業の構造改革を目指す。
そして、UFDはこうした趣旨や展開に賛同する企業の参加を募っていく。そのうえで、今後UFDは参加企業との間で株式交換による増資を予定しており、9月から10月にかけて豆蔵の子会社からは除外される予定だ。つまり、子会社化は一時的なものになる。
この一方で、豆蔵はUFDへ参加する各企業に対してシステム開発の標準化や、オブジェクト指向の導入、技術者の育成などを支援する。
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