iPad Wi-Fi + 3Gモデルへのアップデートもある。Appleは、「iPhone 4」のアンテナ問題についての記者会見後に、受信強度を表示するシグナルバーのうち、低い側のバーが高く表示されるように変更したが、iOS 4.2では、iPad Wi-Fi + 3Gでも同様のシグナルバーが表示されるようになる。
あまり悪気はないように思えるのだが、iOS 4.2では、iPadの右上隅にあるスクリーン回転ロックスイッチがミュートスイッチに変更される。しかしこれは一部の熱心なiPadユーザーの怒りを買っている。人々が不満に感じているのは、これまではスイッチをちょっと動かすだけで、スクリーンを横向き表示か縦向き表示でロックしておけたのが、今後は新しいマルチタスクバーを表示させて左にスワイプし、画面ロック機能を選択しなくてはならなくなる点だ。
この変更で手順は増えるが、実際にはAppleが楽になるという効果がある。今後はこのスイッチが、iPad、iPhone、iPod touchの各モデルで共通の機能を持つようになるからだ。
「iPhone 3G」をiOS 4にアップデートしたユーザーの多くは、あまり満足していない。タイピングやスクロールの途中でiPhoneがフリーズする、バッテリ寿命が短くなるといった苦情が数多く寄せられている。このアップデートが自分のiPhoneに与えた影響をめぐって、iPhoneユーザーの1人がAppleを提訴する事態にまでなっている。しかし、iOS 4.2のベータ版を使用した開発者は、iOS 4.2にアップデートすれば、そういった影響を受けたiPhone 3Gは、iOS 4.0アップデート以前の動作速度に戻るだろうとしている。
どんなアップデートでもそうであるように、小規模な修正が数多く予定されている。新しいテキストアラートサウンドオプション、iPhone 4用の新しい壁紙、Game Centerの設定の追加などだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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