突然だがクイズをひとつ。「iPad」「joojoo」「Dell Streak」「HP Slate」のうち、真のタブレットはどれか。
このうちどれと答えても正解だ。あるいはどれも正しくない。というのも、どうやら尋ねる相手によって答えが違うようだからだ。
このところタブレット市場が白熱している。IDCの予測によると、タブレットの出荷台数は2010年末までに700万台を超え、2014年までには4600万台を超える見込みだという。これはAppleのiPadの成功によるところが大きい。iPadは4月に米国で発売されてから飛ぶように売れている。Dell、Hewlett-Packard(HP)、ASUSTeK Computer、富士通、Acer、Archos、その他多くのメーカーも、このスマートフォンとノートPCの中間という明らかなグレーゾーンに大挙して押し寄せている。
カテゴリ自体が新しいせいか、「タブレット」の定義は、誰が定義するかによっていかようにも変わり得るというような状態だ。以前はサイズ、機能、仕様が、コンシューマー向けデバイスやPCを分類する基準だったが、現在販売中の製品や、間もなく発売予定のいくつかの製品では、これらの境界線があいまいになってきている。
最新のコンシューマー向けタブレットに関する混乱をいくらか緩和する試みとして、以下のFAQを作成した(タブレット製品の一覧については、米CNETのDonald Bell記者が作成したガイドを参照)。
従来、モバイルコンピューティングデバイスのカテゴリはサイズで分けられていた。ディスプレイサイズが3〜5インチのものはスマートフォン、5〜7インチのものはモバイルインターネットデバイス(MID)、7〜10インチのものはタブレットという具合だ。
しかし分類の残り半分は、機能セット、つまりそのデバイスで何ができるかによって決まる。Gartnerによると、真のタブレットとは5インチを超える薄型デバイスで、「Windows」「Mac OS X」「Linux」といったフル機能のOSを搭載するものだという。
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