パソコンの出荷台数ではAcerの追撃を受け、やや勢いに欠けるDellだが、消費者向けノートPCおよびデスクトップという中核事業だけでなく、別の方面でも消費者の心をとらえる計画があるようだ。
米国時間4月21日にEngadgetが入手したDellの社内文書とされる製品情報に、「Dell Looking Glass」という同社にとって2つめのタブレットPCが含まれているという。これは3月に報道された5インチスクリーンの「Streak」と同系統の7インチ版のようだ。
Streakのサイズは、大きくしすぎたスマートフォンのようにも見えたが、7インチスクリーンを搭載するLooking Glassは、むしろ「Kindle」や「iPad」に近いようだ。タッチスクリーンのタブレットという課題に対するDellからの回答としては、1月のConsumer Electronics Show(CES)で最初に発表された5インチ版よりも納得のいく形と言える。
またDellはLooking Glassを、Hewlett-Packardが市場に送り込む「Windows 7」ベースの「Slate」やAppleのiPadに対抗する、正統の「Android」マシンと位置づけているようだ。Looking Glassは、NVIDIAの「Tegra 2」プロセッサで「Android 2.1」(11月までに変更の可能性もある)を稼働させ、1.3Mピクセルのカメラ、4Gバイトのストレージを搭載している。また、32GバイトまでのSDHCカードで拡張でき、テレビチューナーのオプションがある。スクリーンの解像度は800×480となっている。
価格に関する情報は記載されていないが、11月に発売予定とある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス