台湾を拠点とするメーカーHTCは、このところ堅実に市場シェアを伸ばしている。これを支えているのは、同社専門分野のスマートフォンに対する消費者の関心の高さだ。
Gartnerは米国時間8月12日、2010年第2四半期における世界モバイルデバイス市場の販売台数の調査結果を発表した。この調査で、HTCは初のトップ10入りを果たした。
約590万台を販売したHTCはGartnerのチャートで8位に入っている。HTCの当期の販売台数は前年同期の2倍以上で、当期の市場シェアは1.8%となった。Gartnerは、「Android」プラットフォームの人気とHTCの積極的なブランド戦略がこの急成長の原因と分析している。
この点は、スマートフォンOS市場でGoogleのモバイルプラットフォームがAppleの「iOS」を抜いて3位に躍進したことを示す数字によっても裏付けられている。調査会社Nielsenの調査結果を引用した先日の記事は、このAndroidの市場シェア拡大を裏付けるものだ。
しかし、HTCが上位の企業に追いつくためには、まだまだ数字を伸ばす必要がある。7位のAppleが2010年第2四半期に販売した「iPhone」は約870万台で、HCTよりもはるかに多い。
上位3社の顔ぶれはいつも通りで、首位は販売台数シェア34.2%のNokiaだった。韓国のサムスン電子とLGが、それぞれ2位と3位に入っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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