米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所でのサムスンとの特許訴訟で大きな勝利を収めたAppleは、修正した訴状を同裁判所に別の案件で提出し、Appleが同社の知的財産侵害に当たると主張するサムスン製端末のリストに「GALAXY S3」と「GALAXY Note」を追加した。
Apple Insiderの報道によると、米国時間8月31日に提出された訴状は、サムスンのデバイス17機種がAppleの保有する実用特許を侵害していると主張した2月の訴状に関連しているという。
その訴状に関連して(もう一度言うが、これは2011年4月に始まって2012年8月24日にAppleの圧倒的な勝利で幕を閉じ、ニュースで大々的に取り上げられた特許訴訟とは別の案件だ)、Appleはサムスンの「GALAXY Nexus」スマートフォンの販売差し止めを要請した。その訴状が提出されたカリフォルニア州サンノゼの連邦地裁は差し止めを認めたが、ワシントンDCの裁判所に提起された上訴の判決が出るまで、差し止めは一時的に解除されている。
Appleは6月にGALAXY S3の差し止めも要請したが、裁判所の予定が詰まっていたために、その取り組みは棚上げにされた。
Appleは8月31日に提出した修正訴状の中で、「特許を侵害しているサムスン製品には、サムスンが2011年8月に発売し、2012年8月まで販売を続けている少なくとも21機種の新スマートフォン、メディアプレーヤー、およびタブレットが含まれる」と述べ、GALAXY S3とVerizon版GALAXY S3、およびGALAXY Noteスマートフォン、「GALAXY Note 10.1」タブレットなどの製品を列挙した。
Appleは間違いなくGALAXY S3を阻止することを欲している。GALAXY S3の売れ行きは好調で、アナリストによると、同スマートフォンはサムスンとAppleのスマートフォン売り上げ競争におけるサムスンのリードを拡大するのに貢献しているという。サムスンが公表した数字が何らかの指標になるとすれば、Noteも順調に売れているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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