Financial Timesの報道によると、Facebookによる10億ドル規模でのフォト共有アプリInstagramの買収を米政府が調査しており、その影響で買収契約の締結が先送りになる恐れがあるという。Facebookは現在、新規株式公開(IPO)に向けたロードショー(投資家向け説明会)に力を注いでいるが、この調査が水を差す可能性もある。
Financial Timesはこの件に詳しい2人の言葉を引用し、米連邦取引委員会(FTC)がFacebookの最大のライバル2社(TwitterとGoogleと推定される)から情報を収集し始めたと報じている。
これほどの規模の買収だとこうした調査が行われるのは普通だが、今回の調査は半年から1年かかる可能性があるとFinancial Timesは述べている。Facebookが提出したIPOのS-1申請書によると、同社は今四半期の買収契約締結を見込んでいるらしい。買収が遅れるとすれば、Facebookの打ち出したばかりのモバイル戦略と場合によってはIPOそのものにとって、それが何を意味するのかはまだよく分からない。
Facebookの広報担当者はコメントを控えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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