シャープとソニーは7月30日、大型液晶パネルと液晶モジュールの製造・販売事業に関して、合弁契約を締結したと発表した。4月にシャープの100%子会社として設立されたシャープディスプレイプロダクト(SDP)を合弁会社として運営していく。
SDPは、12月29日に第三者割り当て増資を実施し、ソニーから100億円の出資を受ける。同日付けで合弁会社になるとのこと。以降シャープ66%、ソニー34%という最終的な出資比率に向け、ソニーが出資していくという。
両社は、2008年2月に液晶合弁会社の設立を発表した。しかし2008年秋以降に起きた世界同時不況などの影響を受け、設立時期を2009年1月から2010年3月へと延期していた。
大阪府堺市に建設中のSDPは、月産7万2000枚(稼動当初は月産3万6000万枚)のマザーガラス生産能力を有する。両社では、今後液晶モジュール用の部材の共同開発についても検討し協力関係を強化していくとのことだ。
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