Appleは米国時間7月21日、2009会計年度第3四半期(2009年4-6月期)の決算を発表した。アナリスト予想を上回る売上高が報告されているものの、第4四半期(7-9月期)に関しては、いつものように控え目なガイダンスが出されている。
第3四半期の売り上げは83億4000万ドルを記録し、1株当たりの利益は1.35ドルとなった。この業績は、前年同期の74億6000万ドルの売上高、1株当たりの利益は1.19ドルという記録と比較すると、12%の増加となる。
アナリストは、第3四半期の売り上げが82億ドル、1株当たりの利益は1.17ドルと予想していたため、この予想をも上回る好業績が発表された。
また、Appleは、第3四半期に記録するとアナリストが予想していた各コア事業の販売台数においても、予想を上回る報告を行った。Appleは第3四半期に、前年同期比4%増となる260万台のMacを販売し、iPhoneの販売台数は、実に前年同期比626%増となる520万台を記録した。さらに、iPodの販売台数も1020万台となり、アナリスト予想は上回ったものの、前年同期比でiPodの販売台数が減少した初の四半期ともなっており、7%の落ち込みを記録した。
すでにAppleは、前四半期の決算発表で、ホリデーシーズン以外の四半期では最高の売り上げおよび利益を報告したものの、今回の第3四半期の決算で、またもやその記録が更新されることになった。Appleは、第4四半期に関しては、引き続き控え目なガイダンスを出すにとどめており、売り上げは87億〜89億ドルに、1株当たりの利益は1.18〜1.23ドルになると予測している。
今回のAppleの決算発表は、テクノロジ分野における、さらなる明るい材料のニュースとなる。先週は、Intel、Dell、およびIDCのPC市場調査リポートが発表され、いずれも景気の回復傾向を示唆する内容となっていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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