カリフォルニア州の地方裁判所判事はTorrentSpyに対して、同社のBitTorrent向け検索エンジンによって膨大な数の映画やテレビ番組の著作権が侵害されたとして、約1億1000万ドルを全米映画協会(MPAA)に支払うよう命じる判決を下した。
ロサンゼルスにおける連邦地方裁判所のFlorence-Marie Cooper判事は、TorrentSpyに対して終局差し止め命令も下した。TorrentSpyは、MPAAとの2年にわたる著作権訴訟の末に2008年3月にサイトを閉鎖するまでは、最も人気のあるBitTorrentのインデックスサイトだった。TorrentSpyは財政的な問題と、ユーザーのプライバシーを保護するという理由で、3月24日にこのサイトを閉鎖している。
MPAAの最高経営責任者(CEO)であるDan Glickman氏は、今回の判決が、ファイル共有アプリケーション向けのその他の検索サービスに対する警告となるはずだと述べている。
同氏は声明で「TorrentSpyの終焉は映画会社にとって大きな勝利であり、著作権を侵害するこのようなサイトは権利者からの厳しい訴訟に直面することなく運用し続けることができないということを示すものだ」と述べている。
判事はTorrentSpyに対して、著作権侵害1件あたり3万ドルを、3699の映画およびテレビ番組について支払うよう命じた。これは計算すると1億1097万ドルという金額になる。
この金額がどのように支払われるのかは明らかにされていない。TorrentSpyの弁護士に電話をしたものの、すぐに連絡をとることはできなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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