Microsoftは第2四半期中に、2360万株の自社株買い戻しを行い、この費用として6億5500万ドルを計上した。この数字は、3050万株を8億3000万ドルで買い戻していた前年同期と比べて減少している。同社では自社株買い戻しのペースを速める計画を発表しているが、過去2四半期の間に買い戻した株式数は前年の同時期よりも少ない。
各部門毎の内訳は、以下のようになっている。
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デスクトップおよびノートPC用Windowsなどを扱うクライアント事業部では、売上が前年の30億5000万ドルから32億2000万ドルに、また営業利益は前年の21億ドルから25億3000万ドルにそれぞれ増加した。
- サーバ/ツール事業部では、売上が前年の21億5000万ドルから24億3000万ドルに増加した。前年同期に2億900万ドルの赤字だった営業損益は、9億1300万ドルの黒字となった。
- Officeなどを扱うInformation Worker事業部では、売上が1年前の28億6000万ドルから27億8000万ドルへと減少した。しかし、営業利益は1年前の18億3000万ドルから20億3000万ドルへと増加した。Microsoftは売上が減少した要因として、前年同期にOffice 2003が発売になった点を挙げた。
- Microsoft Business Solutions事業部は、売上を2億1000万ドルから2億1100万ドルへと伸ばした。赤字額は1年前の1億3900万ドルから2900万ドルに縮小した。
- MSNは引き続き黒字を計上し、今四半期は5億8800万ドルの売上から1億3000万ドルの利益を計上した。これに対し1年前は、売上が5億4600万ドルで9500万ドルの赤字を計上していた。同社は、ネット広告の17%増を指摘するとともに、ネット広告の売上とMSNプレミアムサービスの利用料収入が今後も伸び続けるとの予測を示している。
- 携帯端末や携帯電話向けのソフトウェアなどを扱うモバイル/組込デバイス事業部は赤字額が縮小し、1年前の1億1000万ドルから同四半期には400万ドルとなった。売上のほうは1年前の6300万ドルから9100万ドルへと増加している。
- Xboxの好調な売り上げで活気づくHome and Entertainment事業部は、14億1000万ドルの売上と8400万ドルの利益を計上した。同事業部は前年同期に12億7000万ドルの売上と3億9700万ドルの赤字を計上していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。