Microsoftがリリース予定の「Windows Phone 7」プラットフォーム向けのアプリケーションを構築したいと考える開発者は、開発ツールの最新ベータ版を試用できるようになった。
2010年3月にコミュニティテクノロジプレビュー版が公開された「Windows Phone Developer Tools」は米国時間7月12日、ほぼ正式版に近い状態になった。同プラットフォーム上にゲームなどのアプリケーションを構築したいと考える開発者向けに設計された複数の新機能が提供されている。
Microsoftは現在、「Expression Blend 4」ツールを、Windows Phone 7環境に直接統合している。開発者らはExpression Blendを使用することにより、ドラッグアンドドロップ方式で自分のモバイルアプリケーション用のグラフィカルインターフェースを構築することができる。Expression Blend 4は、Windows Phone 7向けの開発ツールとして「Visual Studio 2010 Express」に加わることになる。
開発者らは、自分のWindows Phoneをテストエリアとして使用し、自分のアプリケーションの動作を確認することができるようになる。Microsoftは、Windows Phone 7搭載端末のプレビュー版を開発者向けに2010年7月中に提供すると約束しており、端末のより広範囲向けの出荷日として7月19日をターゲットに設定している。同社は、需要に対応できるほど多くの端末は提供できないことを認めているが、配備および試験用ラボを大都市に設置し、開発者らが少なくとも端末にアクセスできるようにするつもりだと述べた。
「Developer Registration Tool」は、開発者が自分のWindows Phone 7搭載電話を登録およびアンロックして、自分のアプリケーションをインストールおよび動作させるためのツールである。「XAP Deployment Tool」は、アンロックしたWindows Phone 7搭載電話にアプリケーションを配備するためのツールである。
携帯電話にアクセスできない場合、開発者らはソフトウェアエミュレータを使用して、自分のアプリケーションの新しいプラットフォーム上での動作を確認する必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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