NTTドコモは9月10日、国際ローミングサービス「WORLD WING」を利用した顧客の料金を誤って請求したと発表した。同社の契約約款に定めた料金と異なる設定をしたためで、誤課金分は返還する。
WORLD WINGは、ローミング先の海外通信事業者ごとに、国際転送料や着信料、パケット通信料などを設定している。今回、料金システムを誤って設定したことにより、ドイツとキプロスで利用した一部顧客の料金を誤請求したという。
具体的には、ドイツで2006年3月24日から2008年7月10日の間、契約約款上のパケット通信料が50パケットまで50円だったところ、100パケットまで100円で請求。キプロスでは2004年9月7日から2008年7月31日の間、音声着信時の国際転送料がかからないところを110円請求していた。
想定返還対象件数は約7万6280件で、想定返還金額は約3225万円にのぼる。現在、顧客からの問い合わせはないという。該当する顧客に対しては、2008年10月請求分(9月利用分)の請求金額から、対象となる通信料金を差し引いて返還する。また、請求書の「お知らせ欄」で案内する予定だ。
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