Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同調査のもと、ソフトバンクから発売されたiPhoneのニーズに関する調査を実施した。
2008年6月4日にソフトバンクモバイルが販売に関するAppleとの契約を発表し、大きな話題を呼んできたiPhone。
iPhone発売の直前に、ユーザーの購入意欲をケータイのキャリア別やApple社製品保有者にクローズアップし調査した。
≪調査結果サマリー≫
今回の調査対象者は20歳〜59歳までの男女500人。男女別の均等割付を行い、年代比は20代:24.8%、30代:25.0%、40代:25.0%、50代:25.2%になった。
Q1.所有するケータイキャリア
所有しているケータイのキャリアについて尋ねたところ、NTTドコモが40.4%で最も多く、次いでauが32.0%、softbankが20.6%と続く結果になった。最近では、NTTドコモの国内シェアが11年ぶりに5割を割り込んだり、6月のケータイ契約純増数でauが減速し、イー・モバイルに抜かれて最下位になるなど、ケータイ業界は今や戦国時代に突入している。(参照:ドコモは一体どうしたのか「一人負け」でシェア50%割れ(J-CASTニュース)、auが減速、6月の携帯電話契約純増数でイー・モバイルに抜かれて最下位に(MarkeZine))
Q2.所有しているApple社の製品
所有しているApple社の製品について尋ねたところ、iPod nanoが10.4%と最も多く、次いでiPod Shuffleが7.4%と続き、iPod TouchやiMac、MacBookの所有率は1%前後にとどまった。また、「Apple社の製品は所有していない」が74.0%と多くなっている。これは、今回の調査対象者が20代から50代までと幅広いため、「所有していない」と回答しているユーザーの割合が高くなっているのではないかと考えられる。AppleのiTunesは2007年中頃まで提供楽曲が少ないため利用者が伸び悩んでいたが、2007年6月から「Yahoo!ミュージック」と連携したり、「Coke+iTunes」キャンペーンを展開するなど、若年層を中心にして利用者拡大に本腰を入れていた。
11日発売されるiPhoneによって、これらのApple社製品の売上にどのような影響を及ぼすのかも見逃せない点であろう。
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