検索エンジンの利用を伸ばす取り組みの一環として、米Yahooは、ユーザーが詳細な調査を行っているかどうかを判断し、その調査結果の記録を支援する新プロジェクト「Yahoo Search Pad」のテスト提供を開始した。
Yahoo Search Padは、同社のサイト上で入力された検索用語を追跡し、一定の傾向を把握した時点で、オンラインドキュメントに一連の調査結果などを保存するように勧めてくれる。Yahoo Search Padからのアドバイスを受け入れると、特定のトピックについて、すでに訪れたウェブサイトがリストアップ表示される。
Yahoo Search Padは、ウェブベースのアプリケーションとなっており、調査結果に注釈をつけたり、気に入らないページは削除したり、以前に行った調査結果を再び参照したりすることができる。また、Yahooの検索を利用せずに訪れたウェブサイトから、テキストをコピーしてくると、そのサイトのURLが自動的に検索されて追加される。
Yahoo Searchの製品バイスプレジデントであるLarry Cornett氏は、「Yahooで調査を進める人々が、もっと効果的に調査が行えるようにと願っている。その願いをかなえることは、Yahooの利用促進につながり、調査のために、もっと頻繁にYahooにやって来る人々が増える可能性もある」と語った。
すでにYahooは、Yahoo Search Padのパブリックテストの提供を開始しているものの、まだごく少数の無作為に抽出されたユーザーのみが対象となっており、今後数カ月以内に、すべてのユーザーに対してサービス提供が開始される予定であることが明らかにされている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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