Yahooの最高経営責任者(CEO)に就任したCarol Bartz氏は従業員に対し、自分の最初の印象では、検索事業は維持したほうが良いと思うと語ったという。Reutersが匿名の情報筋からの情報として報じている。Bartz氏は同時に、この問題についてより詳細に調べる必要があるとも述べたという。
Wall Street Journalの報道によると、Bartz氏は1月14日に開かれた全社会議で、CEO就任が決定した後、MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏と非公式の対話を持ったことを明らかにしたようだ。
Ballmer氏は、YahooとMicrosoftの2社にとって最善の策は、インターネット検索の先駆者であるYahooがソフトウェア大手のMicrosoftに検索事業を移譲することだと信じている、と繰り返し述べたという。
Yahooの検索事業を維持すべきとの印象をBartz氏がコメントしたことについて、Yahooに近い筋はCNET Newsに対し、「常識的な」行動と述べた。
この情報筋は、Bartz氏がYahooの検索事業を最終的にどのように評価するのかを決定するのは時期尚早だとしながら、「方向性を探る間は、みんなが満足するようなことを言うのは適切な行動である」と述べた。
一方、Bartz氏の全社会合について知っている筋によると、Bartz氏のプレゼンは明白でカリスマ性に長け、ユーモアもあり、従業員の評判は良かったという。
Bartz氏はこの日、Yahooの従業員に自分の考えを語ったようだが、1月13日にYahooがBartz氏のCEO就任を発表した際は、多くを語らなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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