comScoreの調査によると、米オンラインショッピングサイトは、米国時間12月2日に8億4600万ドルを売り上げ、前年と比べて15%の増加となったという。
2008年の感謝祭後の週末には、2007年と比較して、13%増となる売り上げが見られたが、オンライン小売業者は、その後の最初の月曜日を「サイバーマンデー」と呼んで、ホリデーシーズン中にオンラインで買い物をする最適な日と位置づけている。
このすべては、最悪の事態にも備えていた業界にとって、歓迎すべきニュースである。
comScore会長のGian Fulgoni氏は「小売業者が提供した『非常に積極的なオンライン割引攻勢』に対して、明らかに消費者の反応は良いものであった。サイバーマンデーのプロモーションは、感謝祭後の週末までに本格的にスタートし、ついに消費者は、財布のひもを緩めて、(ブラックフライデーから)4日連続で大幅な売り上げの増加に貢献するに至った(以後略)」との声明を発表した。
comScoreは、8億4600万ドルの売り上げを記録した2008年のサイバーマンデーを、これまでのオンラインショッピング史上、2番目に大きな売り上げがあった日としている。アナリストの分析では、一般的に、初のサイバーマンデーに位置づけられた日を除くと、サイバーマンデーが、ホリデーシーズン中のオンライン販売を、それほど大きく押し上げるものとはなってこなかったことからしても、今回の結果は、小売業者にとって励みある内容であるという。
また、予想以上に好調だったブラックフライデーに続いているため、多くの小売業者にとって、2008年のホリデーシーズンは、当初予測されていたような悲惨な結果に終わることはないのかもしれない。しかしながら、明らかに多くの買い物客を惹きつけるものとなった非常に積極的なプロモーション攻勢が、実際に小売業者に利益をもたらすものとなったのかどうかに関しては、依然として定かでないため、今後も注意して見ておく必要がありそうだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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