経済は人々が思っているほどは悪くない。ブラックフライデー(感謝祭休日の翌日にあたる金曜日)がそれを証明してくれるだろうとある研究者は語っている。
ミズーリ大学コロンビア校の経済学者Joseph Haslag氏は、「小売業者の売り上げはまずまずだろう」と本格的なショッピングシーズンであるブラックフライデーについて述べている。「数字はそれほど良くないかも知れないが、最悪にもならないだろう。経済がひどい苦境にあるのでブラックフライデーの数字が悪くなると考える理由は見あたらない」(Haslag氏)
このような予測が出されると、小売業者も少しは枕を高くして眠れるだろう。米国の大手ビデオゲーム小売業者GameStopも、このニュースに胸をなでおろすであろう企業のうちの1社だ。GameStopは米国時間11月20日、ホリデーシーズンの売り上げは期待外れに終わるだろうと覚悟していると述べた。しかし幸運なことに、Haslag氏はホリデーシーズンとブラックフライデーの売り上げが米国経済を左右することはないだろうと述べている。米国経済はいまだに2.5%のペースで成長を続けている。1995〜2005年の3%の成長率ほど底堅くはないが、それほど悪くもない。
事情がどうあれ、小売業者はいまだに手当たり次第に値下げを断行しており、特に家電製品でその傾向は顕著だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」