Forrester Researchの新たな調査では、2008年末のホリデーショッピングシーズンに、経済不況のあおりを受けて、オンライン小売販売の成長率が、初めて失速することになるとの予測が出されている。
Forrester Researchは、ホリデーシーズン中に、オンラインで消費者が440億ドルを費やすと見積もっている。この数字は前年比12%増とはなるものの、この時期にオンライン小売業界が経験してきた成長率のうち、過去最低の伸びとなっている。
しかしながら、今回のForresterの調査は、特にEコマースを対象としたものであり、クリスマス商戦の開始を特色づける「ブラックフライデー」のセールを期待して、Best Buyに午前5時からやってくるタイプの人々を対象にした調査ではない点を明記しておく必要がある。とはいえ、今回のオンライン小売販売の失速は、おそらく一般的な経済事情の影響を受けたものに過ぎず、インターネット上で買い物をすることへの抵抗感が増した結果ではなさそうだ。むしろ、Forresterの調査では、景気後退ゆえに、オンラインショッピングの利用度は高まる傾向にあることも示唆されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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