ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
成人年齢を18歳に引き下げる論議が活発化する中、内閣府は9月13日に「民法の成年年齢に関する世論調査」の結果を発表。それによると、「高額な商品の契約を一人でできる年齢」や「養子をとることができる年齢」を18歳とすることに反対する意見が過半数に上ったことが明らかになったが、世間の本音はいかがなものだろうか?20代から40代を中心とするネットユーザー男女397名の回答を集計した。
「成人」は何歳からが適切だと思うかを聞いたところ、「20歳」がトップで44.3%。次いで「18歳」が24.9%、「22歳」が10.3%となり、性別、年代別でも同様の順位となった。
成人として適切だと思う年齢を選んだ理由では、「20歳」を選択した人は「現状のままでよい」が多数を占め、現行の国民年金法や公職選挙法など、成人年齢に関連する法律を引き合いに出した上で適正とする声も多かった。
「18歳」を選んだ理由としては、「高校を卒業して社会人になる人もいるから」と高校卒業を節目と考える意見や「運転免許証が取得できる」年齢を成人ととらえる見解が目立ったが、「海外(の成人年齢)に合わせるべき」という声はまばらであった。
「22歳」を支持する人では「大学を卒業する年齢」であることを理由に挙げる人が多く、背景には「自分の能力で収入を得られるようになった時点」を成人と考えるのが望ましいとの意向があるようだ。さらに「現在の20歳は幼すぎる」と思っている人も散見され、高学歴化が経済的・精神的な年齢を引き下げたと考える人も少なくないようだ。
そんな中、「自分のしたことに責任をとれるようになるのは何歳からか」を聞いたところ、トップは「18歳」で26.4%。以下「20歳」21.2%、「15歳」18.9%で、「22歳」はわずか8.3%にとどまった。
男女別に見ると、男性では「18歳」が31.2%で、以下「20歳」が23.1%、「15歳」が16.6%の順だったのに対し、女性では「18歳」の 21.7%と「15歳」の21.2%が拮抗。女性の方が若く認識していた。
年代別では「18歳」がすべての年代でトップだったが、20代では「20歳」がトップと並ぶ22.0%、30代では「15歳」が23.0%、40代では「20歳」が24.6%で続く結果となり、世代間でも見解の相違が顕著に表れた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス