主婦を対象にしたモニター調査サービスを手がけるドゥ・ハウスは8月23日、主婦の日記から購買行動や調理行動を抽出、ブログ化し「生活行動日記BLOG」として公開したと発表した。同社が過去16年間に蓄積した日記データ約5万件を無償提供する。食品/消費財メーカーのマーケティング用途などに向ける。
同社によると、食品/消費財メーカーのあいだでは、商品開発の短期間化が進むなか、新たなアイデアや仮説の発案がネックとなっている。ドゥ・ハウスでは、1990年から主婦の日記データを収集し、こうした商品開発の参考情報として顧客企業に提供している。
新たに始める生活行動日記BLOGでは、過去の日記データから抽出した主婦の購買/調理行動をカテゴリ分けして掲載する。
購買行動についてはGMS、コンビニといった購入場所、調理行動については朝食、夕食といった食事シーンなどから情報を探せる。また季節や天気、催し事などの条件を設定したり、フリーワードを入力して検索を行える。
このほか日記データの本文中の「野菜」「牛肉」といったキーワードをクリックすることで、同じキーワードを含む日記データを一覧できる。ユーザー登録をすれば、これらのデータをCSV形式でダウンロードすることも可能。
日記データは購買行動、調理行動とも毎月100件づつ更新するという。ドゥ・ハウスでは今後1年間で1000人のユーザー登録と、定性リサーチを中心に1億円の関連受注を見込む。
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