マーケティングチャンネル
中島淑志(アウンコンサルティング)
2008/06/27 13:20
前回から、モバイルSEOを実施する際に肝となる下記の5つのポイントをご説明している。今回はこのうち下記の4と5について解説させていただく。1〜3については前回記事を参照してほしい。
PCでもブラウザを判別し、ブラウザにあわせたウェブページを表示するというのはごく一般的に行われている。PCのウェブページはデータの構造をxhtml、デザインをcssで記述する。
ところがブラウザやそのバージョンによってスタイルシートの実装に差異があるため、同じデザインにするためには、JavaScript等を用いてそれぞれのブラウザにあわせて書いたスタイルシートを読み込むという手法をとっている。
では、モバイルサイトの場合はどうかというと、PCサイトのようの単にデザインを維持するという問題だけではなく、さらにサービスを提供できるかという観点が加わる。
ご存知のように携帯端末では端末ごとに対応しているサービス、対応していないサービスがある。そのため、モバイルサイトでは、UserAgentなどのヘッダー情報を参照し、アクセスしてきた端末の機種を判定した後、キャリア/端末に適したウェブページを表示する仕組みを導入している。
特に、「着うたフル」や「きせかえツール」などのデジタルコンテンツを提供しているサイトでは、このような仕組みなしにコンテンツを提供することはできないだろう。
実は、この処理が検索エンジンのクロールを妨げてしまうケースが多々ある。クローラーは携帯電話サイトの情報を読み取るために、携帯端末を偽装してアクセスしている。ところが、サービスに対応していない端末を偽装している場合もあるため、非対応端末向けに用意したエラーページしかクローラーに読み取られないといったことが起こる。
自社のサイト名で検索しても検索結果に表示されないといった場合にはこのような問題が発生していることが多い。また、サイト名で検索した際に表示される説明文に「対応端末ではない」などエラーページの文言が含まれている場合には、すでにそういった問題が起こっていると考えられる。
良くあるケースとしては以下の2つがあげられる。
GooglebotのモバイルとYahoo!モバイルのクローラーUser Agentの特徴は下記の通りだ。
UserAgentに上記の文字列が含まれている場合は正しくアクセスできるように、端末を識別している処理を修正する必要がある。
続いて、IPアドレスによるアクセス制限について解説する。
1998年6月設立。1999年、日本国内でいち早くSEOを事業化。コンサルティングファームとして、検索エンジンマーケティング(SEM)の認知向上と市場の拡大に尽力し、上場企業を中心に多くの企業のマーケティング戦略を支援する。得意とするPCおよびモバイルのSEM支援で蓄積したナレッジを背景に、SEMを自社運用する企業向けのサービスも開始。米国、中国等に進出する日系企業の海外マーケティング支援も行うなど活動の幅を広げている。2005年11月東証マザーズ上場。絶えず変化するモバイルマーケティング動向を読み解き、最新のモバイルSEOおよびSEMを解説。「モバイルSEO&SEM Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。」

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