Vistaの新機能
Vistaの開発者用プレビュー版は、ベータ版に含まれていなかった機能を多数搭載している。同プレビュー版は、Microsoftの「MSDN(Microsoft Developer Network)」および「TechNet」開発者プログラムのメンバーだけでなく、多くのベータテスターに対しても提供される。
Microsoftはさらに、新Windows向けにサードパーティが開発したソフトウェアを対象とし、同社が1億ドルを投じた共同マーケティングプログラム「Windows Vista Partner Showcase Program」を立ち上げた。
Gatesは基調講演において、VistaとOffice新版の組み合わせは、企業の好反応を得られるだろうと述べている。「両製品のメジャーリリースは非常に相乗効果が高く、多数の企業が『自社のデスクトップで採用した』という声を上げてくれるものと考えている」(Gates)
基調講演の一環としてCaposselaは、複数のウィンドウを簡単に切り替えるための新たなユーザーインターフェース機能を紹介した。同機能は、Apple Computerの「Mac OS X」に搭載された「Expose」機能と同じ目的を持っているが、やや異なる特徴も備えている。
またMicrosoftは、デスクトップ画面の片側に置かれるサイドバー(ウィンドウペイン)をVistaで復活させ、RSSや写真、「ガジェット」と呼ばれるミニアプリケーションなどを表示できるようにするという。ガジェットは、Mac OS Xや、先ごろYahooが買収したOS向けサードパーティプログラム「Konfabulator」などで採用されている「widget」と、概念的によく似ている。
Microsoftは2003年10月、Longhornについて情報を公開したが、このとき当該のサイドバー機能はその一部となっていた。ところがその後の開発版には同機能が搭載されておらず、立ち消えになったのかと考えられていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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