パッケージ内にはケータイ本体、電池、USBケーブル(充電ケーブル兼用)そして背面カバーが2枚入っている。まずは電池を見てみよう。ケータイの電池は、ケータイ本体側に接点があるのが普通だが、このケータイの電池はなぜか背面側にも接点がある。なんとも不思議だ。ちなみに容量は8800mAhと書いてあるけれども、うーん、重量からしてやっぱり「書いてあるだけ」のような気がする。
このあたりの適当さ加減がトンデモケータイの特徴であるが、そのうちインフレを起こして「10000mAh」だの「50万mAh」なんて電池が出てくるのも時間の問題だろう。てか、誰も容量なんて見ないから、せめてまともな数値を書いてくれよメーカーさん……(そのメーカーがわからないわけだけど)。
また2枚入っている裏蓋を見てみると1枚はフツーのフタだ。しかしもう1枚は背面がなにやら幾何学模様のガラス素材になっている。あ、もしかしてこれが太陽電池ってヤツですか!太陽電池ってこんなに簡単につかっちゃっていいんですか!うーむ、こんなにあっさりと簡単に太陽電池を搭載しちゃうあたりが中国のすごいところなんだろう。
そしてこの「太陽電池裏蓋」の内側には接点がついている。そう、ケータイにいれた電池をこの太陽電池裏蓋から直接充電する仕組みになっているわけだ。
単純ではある。でも、これで充電できて、使い物になるんだから大したものである。防水がどーしたとか接触不良がどーしたとか、細かいことは考えずに「太陽電池がある。それでケータイを充電する」という、発想をそのまま製品にしてしまう中国パワーにまたしても脱帽してしまう!
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