いよいよ最大の特徴である「移動式仏壇」機能を紹介しよう。なお筆者は仏教にはあまり詳しくないため、わかる範囲で説明していこう。
移動式仏壇機能へのアクセスは、上下左右キーの右端上の「蓮の葉キー」を押せばよい。ケータイの起動時と似たようなアニメーション、音楽が流れると画面上にはお仏壇が現れるのだ。これでどこにいても仏壇に対してお祈りをささげることが可能になるというわけである。
そしてメニューを押すと、ずらりと関連の機能が表示される。まずわかりやすいものが一番上の「供養」機能である。供養機能はお仏壇に「浄水」「お線香」「花」「果物」「灯篭」をお供えできるのだ。たとえば「浄水」を選べば、画面上に「お湯のみ」が出てきてそこに浄水が注がれるアニメーションが表示され、そしてお仏壇の画面上にそのお湯のみが配置されるのだ。同様にお香を選べば線香に火がつけられたり、果物を選べば器の上に果物が置かれるなど、アニメーション表示されることによりあたかも本当にお供え物を置いているような感覚になるのだ。
他にはお仏像(ご本尊)を5種類から選択することができ、日々のお祈り時のお経を選べるなど自分好みの仏壇にカスタマイズすることが可能なのだ。なお筆者は知識がないため用語の使い方や説明が間違っているかもしれない。とにかくここまで本格的な機能が備わっているということは理解していただけると思う。
他にも「仏教の常識」や「中国の著名な法師様紹介」など豊富なコンテンツが盛りだくさんで、これが1万円ちょっとのケータイに入っているなんてお買い得としか思えない。本当にお寺などで販売したらかなり売れそうではないだろうか!ここまで本気で作られた製品であれば、もはやメーカーがどこかだなんて関係ないだろう。作り手の本気度が伝わる製品に悪いものなどないのだから。
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