「Bing」の人工知能(AI)チャットボットを発表した当初、Microsoftはこれが「OpenAIの次世代大規模言語モデル」で駆動するとしていた。そして米国時間3月14日、Bingのチャットを動かしている言語モデルを明らかにした。しかもこれは驚きの内容だ。
Bingのチャットをこの5週間利用してきた人たちは、OpenAIの最先端の言語モデルで、14日に公開されたばかりの「GPT-4」を、以前から使っていたのだと聞いてうれしく思うことだろう。
We’re happy to confirm the new Bing is running on GPT-4, which we’ve customized for search.https://t.co/RVj26gJVQG
— Yusuf Mehdi (@yusuf_i_mehdi) March 14, 2023
Try it out by joining the new Bing preview at https://t.co/tRrsjYDpfr. pic.twitter.com/zUCUbHa05U
GPT-4はOpenAIから正式発表されたばかりだが、新しいBingではサービス開始当初からGPT-4の初期バージョンを採用しており、今後もOpenAIが改善版をリリーすれば、アップデートされたバージョンを使っていくとのことだ。
現時点では、GPT-4を無料で利用したいなら、Bingが唯一の方法だ。新しいBingの順番待ちリストにエントリーする気になれなかった人も、最新版のGPTが使われているとなると心が動かされるのではないだろうか。
Bingはチャット回数の上限引き上げなど、ユーザー体験の最適化を進めており、こうした継続的な取り組みの成果はあがっているようだ。
Microsoftのコーポレートバイスプレジデントでコンシューマー最高マーケティング責任者のYusuf Mehdi氏は新しいBingについて、公開から1カ月間で計4500万件のチャットが作成され、プレビュー版ユーザーの3分の1が新たにBingを使い始めた人だと報告している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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