Twitterに新しい最高経営責任者(CEO)を迎える準備が整うのは、「2023年の年末にかけて」になると、Elon Musk氏は考えていると報じられている。2022年10月にTwitterを440億ドル(当時のレートで約6兆5000億円)で買収したIT業界億万長者の同氏は、米国時間2月15日のイベントの中で、新しいCEOを探す前に、同ソーシャルネットワークを安定させる必要があると述べた。
「2023年の年末にかけてが、同社の経営者を見つけるのに良いタイミングになるはずだと推測している」とMusk氏は、オンラインで参加した世界政府サミット(WGS)でのインタビューで語ったと、Bloombergが報じている。「2023年末頃には、安定した状態になるはずだと考えている」
同氏はこれまでに、CEOを辞任する意向を表明しているが、具体的な時期は示していない。2022年12月には、「この仕事を引き受けるほどの愚か者」が見つかり次第、CEOを辞任すると述べていた。この発言は、TwitterのCEOを辞任すべきかどうかの投票をTwitter上で実施し、1750万人の回答者のうちの57.5%が「イエス」に投票したことを受けたものだ。
Musk氏がCEOに就任してから、Twitterは混乱が続いている。急激な変更が加えられ、競合するソーシャルネットワークへのリンクを禁止したり、同氏を批判的に報じていたジャーナリストのアカウントを一時的に凍結したりと、議論の的になっているポリシーに関して、一貫性がないように見える意思決定が行われてきた。2月13日には、TwitterユーザーのフィードがMusk氏のツイートで埋め尽くされた。同氏が自分のツイートを優先するようTwitterのアルゴリズムを変更することを、エンジニアらに指示したと報じられている。
Musk氏が実際にTwitterのCEOを辞任するかどうかはまだわからない。電気自動車を製造するTeslaのCEOでもある同氏は、自動車や技術進歩に関する期限を守らなかったことがある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力