川崎重工業、ティアフォー、KDDI、損害保険ジャパン、menu、武田薬品工業の6社は9月13日、東京都新宿区の西新宿エリアで、配送ロボットを活用した自動配送サービスの実証を2022年冬ごろに約1カ月間行なうと発表した。
同実証は、東京都の「西新宿の課題解決に資する5G等先端技術サービスの都市実装に向けたプロジェクト」に採択されており、地域在勤者、地域住民などに、5Gを活用した配送ロボットによる無人のフードデリバリーや医療関係物資の配達、回収などを行なう。
西新宿エリアでは、2022年1月22日から2月10日まで、自動配送ロボットが5Gを活用して公道を走行し、ラストワンマイルの配送を行なう実証実験を実施していた。当時の実証実験では、ハイアットリージェンシー東京から新宿中央公園までをロボットが自律走行した。ホテルの飲食物を荷崩れなく配送でき、飲食物も適温で届けられたという。
今回の実証では、2021年度の実証で得たサービスや技術の検証成果を基に、5Gや先端技術を活用したロボットによる配送サービスの都市実装に向けた検証を行ない、西新宿エリアでの継続的なサービス提供や都内他エリアへの早期サービス拡大などを目指す。
6社の役割分担は次の通り。川崎重工業は全体統括や配送ロボットの開発など、ティアフォーは自動運転システムなどの開発、提供、KDDIは5G通信環境の提供、損害保険ジャパンは自動配送ロボット運行にかかる自動運転リスクアセスメントと専用保険の提供、menuと武田薬品工業はユースケースの提供支援などを担当する。
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