Uberは配車サービスに対するさまざまなアップデートとともに、今後「Uber Eats」に追加する新たな機能とサービスを、ライブ配信した第2回年次製品イベント「Go/Get 2022」で発表した。音声注文、会場内注文、自動運転デリバリーの試験導入によって、同社のデリバリーアプリによる料理の注文は、今後1年でさらに便利になる見込みだ。
Uberは、自動運転デリバリー関連の2つのパイロットプログラムをカリフォルニア州で開始する。ウェストハリウッドではServe Roboticsとともに、歩道を自動走行するロボットによる短距離で非接触型のデリバリーサービスを提供する。サンタモニカ地区では、Motionalが開発した自動運転車によるフードデリバリーサービスを提供する。
また、デジタル音声アシスタント「Googleアシスタント」との新たな連携により、Uber Eatsは音声コマンドによる料理注文に対応する。ユーザーは「OK Google」でGoogleアシスタントを呼び出し、音声コマンドでレストランの料理を注文できる。この機能は今夏、世界中で提供開始される。まず英語に対応し、今後さらなる言語にも対応していく予定だという。
最後に、新しい会場内注文機能により、スタジアムで料理を注文する際、列に並ばずに料理を受け取れるようになる。一部のスタジアムを対象に、Uber Eatsまたは「Postmates」アプリで会場内の売店を選び、料理(またはアルコール飲料や記念品)を注文し、準備ができた頃に受け取りに行くことができる。座席のセクション情報も利用するため、ホットドッグを受け取るために会場の反対側まで歩かされるようなことはない。
会場内注文は現在、カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャースタジアムとエンゼルスタジアム、ニューヨーク州ブロンクスのヤンキースタジアム、ワシントンDCのキャピタルワンアリーナ、テキサス州ヒューストンのミニッツメイドパーク、カリフォルニア州サンノゼのPayPalパーク、フランスのレンヌにあるロアゾンパークで利用できる。将来的には世界中のさらに多くの会場に導入予定だという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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