Fitbitが3タイプの新製品を発表したのは2020年のことだった。それから2年を経た今、「Sense」「Versa」「Inspire」3製品のアップグレードモデルが登場した。「Sense 2」と「Versa 4」はデザインが刷新されてさらに薄型軽量となったほか、「Versa 2」を最後になくなっていた物理ボタンが復活している。また、小型健康管理トラッカーの「Inspire 3」は、最も要望の多かった機能の1つであるカラーディスプレイを搭載した。
新製品の価格は99.95ドル~299.95ドル(日本での販売価格は税込1万2800円~3万2800円)で、予約注文受付はすでに始まっており、9月中には発送される予定だ。また、この3種類の新しいウェアラブル端末すべてに半年間の「Premium」メンバーシップが付属し、Fitbitが提供する機能をフルに体験できるようになっている。
最も重要な製品と位置付けられているSense 2には、身体反応を計測する新しいセンサーが搭載された。このセンサーはEDA(皮膚電気活動)測定機能を新たなレベルに引き上げるもので、EDAを継続的にモニターして一日を通じたストレス管理を実行する。また、心拍数、心拍変動、皮膚温を測定して、ユーザーの健康状態を総合的に評価してくれる機能もある。
Fitbitは今回、センサー用の金属電極をガラスディスプレイに組み込むというユニークな手法を採用した。これにより、さらにスリムで洗練された外観が実現した。また、Fitbitが他社をリードしている分野の1つが、スマートウォッチが収集したデータに基づいてガイダンスを提供する機能だ。ユーザーはこのガイダンスに基づいて、瞑想や内省など、ストレス管理に役立つ活動に取り組むことができる。
またPremiumサービスの新機能「睡眠プロフィール」では、睡眠の質を計る10種類の指標が提供される。Sense 2では、ユーザーの睡眠タイプや睡眠の重要なパターンを割り出し、睡眠を改善するための実践的なアドバイスを提供してくれるという。
Sense 2のバッテリー駆動時間は6日間以上だ。急速充電もサポートしており、わずか12分で1日分の充電ができる。
また、スマートフォンが近くにある場合に、着信やテキストメッセージの受信、スマートフォンアプリからの通知を表示することも可能だ(スマートフォンとの接続が必要)。
Fitbit Versa 4はSense 2より70ドル安く、身体反応計測を除けばほぼ同様の機能を提供する。GPS、心拍計測、睡眠トラッキングなどだ。
エクササイズモードのメニューは2倍以上に増え、40種類以上のエクササイズモードを利用できる。
新たなラインアップで特に目立つアップグレードの1つが、Fitbit Inspire 3の鮮やかなカラーディスプレイだ。
カラー化にもかかわらずバッテリー持続時間は最大10日間。各心拍数ゾーンに入った時間の記録や、睡眠ステージ、睡眠スコア、ストレスマネジメントスコアなどの機能を備える。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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