故Steve Jobs氏の側近らが一堂に会し、テック界に不滅の足跡を残した故人のレガシーについて語り合うことになった。9月に開催される年次会議「Code Conference」の中で行われるこのセッションでは、Appleの現最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏、同社の元デザイン責任者Jony Ive氏、そしてJobs氏の配偶者だったLaurene Powell Jobs氏ら3人が、メディアパーソナリティーのKara Swisher氏と、今も消えることのないJobs氏の影響力について話し合う。
また、Swisher氏はこのセッションを節目に、過去20年にわたり務めてきたCode Conferenceの司会を勇退する。実は、同氏がCode Conferenceで初めてインタビューした相手が、ほかでもないJobs氏だった。
This will be my last session of Code after 20 years. I thought it critical to gauge the impact of the tech icon who was the very 1st interview: Steve Jobs. So, I am bringing together the trio who knew him best to discuss his lasting impact: @tim_cook @laurenepowell and Jony Ive. pic.twitter.com/XIN7Ww9G18
— Kara Swisher (@karaswisher) August 23, 2022
2011年にJobs氏の後任としてAppleのCEOに就任した時、Cook氏は、さまざまな話題を提供してきたテック企業である同社にJobs氏が残したレガシーを守ると約束した。
Cook氏は当時、従業員に対して次のように語った。「Steveは、世界で唯一無二の企業と文化を築き上げた。われわれはそれに忠実であり続ける。それはわれわれのDNAに植え付けられたものだ。これからも、顧客を喜ばせ、従業員が自分の仕事に強く誇りを感じる、世界で最高の製品を作り続ける」
一方、1992年にAppleに入社したIve氏は、Jobs氏が1997年に復帰して以降に始まった、Apple復活劇の立役者の1人だった。1996年からデザイン担当シニアバイスプレジデントを務め、2015年に、新たに設けられた役職である最高デザイン責任者(CDO)に昇格した。同氏は2019年にAppleを去り、デザイン会社LoveFromの共同創業者となっている。
2011年に配偶者のJobs氏が死去した後も、Powell Jobs氏はApple、さらにはテック業界と広く関わり続けた。2017年にAppleがシリコンバレーに新社屋を開設した際に一役買ったほか、雑誌The Atlanticの過半数株式保有者として、「テック業界におけるインクルージョン」といったテーマに関する議論を促進してきた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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