クック氏側近らがジョブズ氏を語るセッション、Code Conferenceで開催へ

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 長谷睦 (ガリレオ)2022年08月25日 12時01分

 故Steve Jobs氏の側近らが一堂に会し、テック界に不滅の足跡を残した故人のレガシーについて語り合うことになった。9月に開催される年次会議「Code Conference」の中で行われるこのセッションでは、Appleの現最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏、同社の元デザイン責任者Jony Ive氏、そしてJobs氏の配偶者だったLaurene Powell Jobs氏ら3人が、メディアパーソナリティーのKara Swisher氏と、今も消えることのないJobs氏の影響力について話し合う。

故Steve Jobs氏
提供:Apple/Getty Images

 また、Swisher氏はこのセッションを節目に、過去20年にわたり務めてきたCode Conferenceの司会を勇退する。実は、同氏がCode Conferenceで初めてインタビューした相手が、ほかでもないJobs氏だった。

 2011年にJobs氏の後任としてAppleのCEOに就任した時、Cook氏は、さまざまな話題を提供してきたテック企業である同社にJobs氏が残したレガシーを守ると約束した。

 Cook氏は当時、従業員に対して次のように語った。「Steveは、世界で唯一無二の企業と文化を築き上げた。われわれはそれに忠実であり続ける。それはわれわれのDNAに植え付けられたものだ。これからも、顧客を喜ばせ、従業員が自分の仕事に強く誇りを感じる、世界で最高の製品を作り続ける」

 一方、1992年にAppleに入社したIve氏は、Jobs氏が1997年に復帰して以降に始まった、Apple復活劇の立役者の1人だった。1996年からデザイン担当シニアバイスプレジデントを務め、2015年に、新たに設けられた役職である最高デザイン責任者(CDO)に昇格した。同氏は2019年にAppleを去り、デザイン会社LoveFromの共同創業者となっている。

 2011年に配偶者のJobs氏が死去した後も、Powell Jobs氏はApple、さらにはテック業界と広く関わり続けた。2017年にAppleがシリコンバレーに新社屋を開設した際に一役買ったほか、雑誌The Atlanticの過半数株式保有者として、「テック業界におけるインクルージョン」といったテーマに関する議論を促進してきた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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