TCLが米国時間6月2日に発表した「TCL Stylus 5G」は、低価格なスタイラス付きスマートフォンの1つで、300ドルを下回る価格で発売される。同日に米国で発売され、価格は258ドル(約3万3500円)から。無料で利用できる生産性アプリが数本プレインストールされている。
TCL Stylus 5Gは、解像度1080pの6.81インチフルHDディスプレイ、128GBのストレージ、4GBのメモリー、4000mAhのバッテリー、「MediaTek Dimensity 700 5G」チップを採用している。「Android 12」を搭載し、TCLのスキンとともに最新バージョンのソフトウェアを備えた低価格スマートフォンの1つとなっている。
背面には4つのカメラがある。それぞれ、50メガピクセルのメインカメラ、5メガピクセルの超広角カメラ、2メガピクセルのマクロ撮影用カメラ、2メガピクセルの深度センサー付きカメラだ。前面には13メガピクセルの自撮り用カメラがある。デモ機を使った日は曇っていたが、屋外で何枚か写真を撮影してみると、近隣の建物もある程度細かく写っていた。しかし、これらのカメラでどういう写真が撮れるかをもっとよく知るためには、さらに徹底した写真撮影テストがまだ必要になるだろう。
18Wの高速充電にも対応しており、200~300ドル(約2万6000~3万9000円)という価格帯の他のスマートフォンと比べて高速だ。ヘッドホンジャックも搭載されている。この価格帯では一般的だが、より高価格のスマートフォンでは廃止されつつある。microSDカードスロットも備えており、ストレージを最大2TBまで拡張できる。
Stylus 5Gには、「Google Play」で通常11.99ドル(日本では1250円)で販売されているメモアプリ「Nebo」と、同じくGoogle Playで通常2.99ドル(同330円)の計算アプリ「MyScript Calculator 2」がプレインストールされており、いずれもスタイラスでの使用に合わせて最適化されている。
スタイラス自体は磁気を帯びており、筆者がStylus 5Gを実際に使ってみたところ、スタイラスをスロットに戻す際、スマートフォン本体側に引き寄せられるような感じがした。他のスタイラス付きスマートフォンと同様、スタイラスを取り外すと、GIF作成ツールや拡大鏡ツールといったアプリの一覧が表示される。本体をロックした状態でスタイラスを取り外した場合でも、ロック画面に簡易メモアプリが表示されるので、メモを取って保存し、後で使用できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス