「Apple CarPlay」や「Android Auto」を介したスマートフォンのミラーリングは、米国で販売されるほぼすべての新車で利用できるまでに広がった。だが、自動車メーカーはそれで満足していない。一部のOEMメーカーは、車載インフォテインメントシステムから直接音楽サービスを利用できるようにしており、Audiはその動きに乗ろうとしている最新の自動車メーカーだ。
Audiは米国時間5月19日、車載インフォテインメントシステム「MMI(Multi Media Interface)」の最新バージョンで、直接「Apple Music」を利用できるようにすると発表した。この機能を欧州、北米、日本で2022年モデルの車両「ほぼすべて」に無料で提供するという。すでに販売済みの車両には、OTA(無線)アップデートで提供する。
Audiのシステムでは、スマートフォンにテザリング接続してユーザーのApple Musicライブラリーにアクセスするのではなく、MMIを通じて直接アクセスできる。つまり、車両の内蔵モデムを通じてデータが提供されるため、車で利用するために購入したあらゆるデータパッケージが利用できる。車で使えるデータサブスクリプションサービスに加入していない場合は、これまで通りCarPlayやAndroid Autoを介してApple Musicを利用できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス