Meta Platforms(旧Facebook)は、2024年までにさらに4つの仮想現実(VR)ヘッドセットを発売する計画だという。The Informationが米国時間5月9日の記事で、確認したとするMetaの社内ロードマップを基に報じた。
第1弾は次期ハイエンドVRヘッドセット「Project Cambria」で、9月頃に発売され、価格は約799ドル(約10万5000円)になる見込みだという。ただし、Metaの広報担当者は、Cambriaの価格が「かなり」高めになると述べながらも、具体的な価格は明かさなかった。
Metaはさらに、Cambriaの後継ヘッドセット(開発コード名「Funston」)を2024年に発売する計画だとされている。
また、これら2つのハイエンドヘッドセットに加え、より安価な「Quest」ヘッドセットについても、2つの新モデルを2023年と2024年に発売する計画だという。現行モデルの「Meta Quest 2」(旧称「Oculus Quest 2」)は、最低価格が299ドル(日本での直販価格は税込3万7180円から)となっている。
VRヘッドセットなどの製品は、人々が仕事し、遊び、交流できるようになる仮想世界であるメタバースに、Metaが事業を展開する上で重要な役割を担う可能性が高い。Metaは5月中に初の実店舗「Meta Store」をオープンし、VRヘッドセットや他のデバイスを展示、販売する。こうした動きは、Metaが競合企業に対抗するため消費者向けハードウェアの開発にどれほど真剣に取り組んでいるかを示すものだ。2022年は、ソニー、Apple、そしておそらく他の企業からも、VRおよび複合現実(MR)ヘッドセットの新製品が相次いで発売されると予想されている。
今後発売されるこれらの新VRヘッドセットに加え、Metaは4月、2024年までにARグラスを発売し、2026年と2028年にはより高度な設計のモデルを発売する計画だと報じられていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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