「Facebook」を運営するMetaは、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が掲げるメタバース構想の一環として、拡張現実(AR)グラスの開発に膨大な資金を投入してきた。The Vergeが米国時間4月13日に報じたところによると、同社は2024年にARグラスの第1弾を市場に投入、さらに2026年と2028年には、より高度な設計の製品を投入することを目指しているという。
「Project Nazare」というコード名で開発中とされるこのARグラスは、原材料コストの高さから、既存の仮想現実(VR)ヘッドセット「Meta Quest 2」(299ドル、日本では税込3万7180円)よりも高い価格設定になる見込みだという。
Metaは、よりインタラクティブな環境を約束する次世代インターネットの形態とされるメタバース分野への進出を急いでおり、今回報道されたARグラス開発はそうした取り組みの一環とみられる。最初のバージョンは単体で機能し、スマートフォンを使わずに他のユーザーのホログラムと交流できるとされている。
ARグラス分野では、MetaのほかSnapやMicrosoftなども製品開発に取り組んでいる。1月のCESではMicrosoftとQualcommが提携を発表し、Microsoftのヘッドセット「HoloLens 2」に続くARグラス用の新しいプロセッサーの開発を進めるとしていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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