WOWOWは12月13日、NTTスマートコネクトと協業し、ハイレゾ・3Dオーディオ再生プレーヤー「ω(オメガ)プレーヤー」を開発したと発表した。
12月15日よりから2022年2月10日まで、ωプレーヤーと「SmartSTREAM」を用いたハイレゾ・3Dオーディオ配信実証実験を実施する。iOS対応機器(iPhoneおよびMac)を持つ10歳以上を実証実験の参加対象とし、応募にはWOWOWウェブ会員への登録が必要となる。実施期間中、ωプレーヤーをインストールしたiOS対応機器に、十数本の音楽番組等を配信し、機能やサービスの受容性を検証する。
WOWOWによると、新型コロナウイルス感染症拡大により、インターネット経由でオンラインイベントを楽しむ機会が増えていることから、あたかもイベント会場にいるような高音質かつ高臨場なデジタルコンテンツが求められ、その中でもハイレゾ音源や3Dオーディオ音源へのニーズが高まっているという。
WOWOWでは、これらのニーズに応えるため、AURO-3D再生機能を持つωプレーヤーを、NTTスマートコネクトとの協業により開発。HPLおよびMQAやAuro-CodecとMPEG-4 ALSロスレス圧縮技術を組み合わせてエンコードしたコンテンツのVOD配信を行い、2022年1月11〜12日の2日間は、MQAとAURO-3Dの同時ライブ配信の実証実験を行う。
ωプレーヤーのアプリには、2個のスピーカーから3Dオーディオ空間をバーチャル再生するAuro-Scene機能と、ヘッドホンから3Dオーディオ再生するAuro-HeadPhones機能、PCに接続したマルチチャンネル・オーディオ・インターフェースから直接AURO-3D信号を再生する機能を搭載している。
WOWOWは、ωプレーヤーをインストールしたスマートフォンや家庭用PCで、現時点最高レベルのハイレゾ・3Dオーディオ再生が可能となり、今後会員向けのプレミアムなサービスとして、またTVODも視野に入れ、手軽に高音質かつ高臨場なコンテンツを視聴できるサービスの提供を目指すとしている。
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