「食の未来を考える」野外フードコート「Beeat!!八重洲」を体験

 東京駅八重洲口正面に、「食の未来につながるものがたりの発信」をコンセプトにした野外フードコート「Beeat!!八重洲」が10月にオープンした。食品関連企業・団体や生産業、地域の飲食店、料理人、大学、行政機関、未来を見据える各企業などが参画するBeeat!!八重洲実行委員会が主催し、2022年3月末までの期間限定で開催される。

東京駅八重洲口正面に期間限定でオープンした「Beeat!!八重洲」
東京駅八重洲口正面に期間限定でオープンした「Beeat!!八重洲」

 Beeat!!八重洲では「食の未来につながるものがたりの発信」というコンセプトに共感したパートナーがキッチンカーで食べ物や飲み物などを販売し、昨今問題となっているフードロスなど「食」にまつわる課題を「テクノロジー」で解決する、さまざまな取り組みも体験できる場所になっている。

Beeat!!八重洲のエントランス
Beeat!!八重洲のエントランス
エントランスにはBeeat!!八重洲のエリアマップも掲示されている
エントランスにはBeeat!!八重洲のエリアマップも掲示されている

 テーブルや椅子、ベンチ、タープなどを設置したオープンスペースで新食材を使った料理やドリンクを楽しめるだけでなく、テイクアウトももちろん可能。規格外の野菜や植物工場生産の野菜、環境に配慮した容器の採用、「未来の食」をテーマにしたイベントなどを実施予定で、「食」に関する大学生からの提言やアートによる表現も発信するとのことだ。


テーブル席はオープンスペースになっており、ウッドデッキなど木がふんだんに使われている
テーブル席はオープンスペースになっており、ウッドデッキなど木がふんだんに使われている
入って左側には、プラントベースミートを使ったハンバーガーのお店(写真左)や、フジッコの食品ブランド「Beanus(ビーナス)」の大豆を主原料としたお米状の食品「ダイズライス」を使ったメニューを提供するお店(写真右)などが並ぶ
入って左側には、プラントベースミートを使ったハンバーガーのお店(写真左)や、フジッコの食品ブランド「Beanus(ビーナス)」の大豆を主原料としたお米状の食品「ダイズライス」を使ったメニューを提供するお店(写真右)などが並ぶ
こちらは甘さ控えめで植物油や動物由来の乳脂肪などを使用していない、「SOY MILK アイス」などを提供する「Vegan Icecream」
こちらは甘さ控えめで植物油や動物由来の乳脂肪などを使用していない、「SOY MILK アイス」などを提供する「Vegan Icecream」
入って右側には八重洲の老舗人気中華料理店「泰興楼」のほか、京橋レタスと規格外野菜を使ったバーニャカウダー、近大マダイのカルパッチョなどを扱うお店、焼きたてのピザを味わえるお店などが並ぶ
入って右側には八重洲の老舗人気中華料理店「泰興楼」のほか、京橋レタスと規格外野菜を使ったバーニャカウダー、近大マダイのカルパッチョなどを扱うお店、焼きたてのピザを味わえるお店などが並ぶ
右側手前には、手のひらを載せるだけで野菜摂取レベルを測定できるカゴメの「ベジチェック」も設置されている
右側手前には、手のひらを載せるだけで野菜摂取レベルを測定できるカゴメの「ベジチェック」も設置されている
実際に計測してみたところ、推定野菜摂取量150gと出てしまった
実際に計測してみたところ、推定野菜摂取量150gと出てしまった

 客席中央奥にはイベントステージも設けている。米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」の関連会社であるビジュアルボイスが運営する「Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE」との連携により、食をテーマとしたショートフィルムも上映。そのショートフィルムの中に登場する料理やスイーツを再現したメニューも提供する。

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