Zoomの無料の「Basic」プランを、同僚や家族とのビデオチャットに利用しているユーザーは、ミーティング終了後に広告を目にするようになるかもしれない。
Zoomは、広告を表示するテストプログラムを順次開始することを明らかにした。「ブラウザーページを使用するユーザーに対し、ミーティング終了後に」広告を表示するという。最高マーケティング責任者のJanine Pelosi氏が米国時間11月1日、ブログ記事で説明した。無料でサービスを利用するユーザーが、他のBasicプランのユーザーが主催するミーティングに参加した場合に広告が表示されるという。
テストは「一部の国」で実施される。Zoomはさらなる詳細を明らかにしていない。パイロットプログラムの実施期間も明らかではない。米CNETは詳細についてZoomにコメントを求めたが、回答は得られていない。
Zoomは、多くの人が仕事や交流のツールとして利用するビデオチャットアプリとなり、コロナ禍で利用が急増した。「Microsoft Teams」や「Google Meet」などの競合サービスと競争する中、「Immersive View」や、書いたものが一定時間後に消えるペンのツールなど、2021年に複数の新機能を追加している。
広告のテストプログラムは、同社の投資を支え、無料のBasicユーザーにZoomの堅牢なプラットフォームへのアクセス提供を継続できるようにするために導入するものだとZoomは説明している。
Pelosi氏は、「この広告のパイロットプログラムをどう導入するかということについて、慎重に配慮して検討してきた」と述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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