Nrealは10月1日、新型ARグラス「Nreal Air(エンリアル エアー)」を発表した。電気通信事業者と提携して12月以降、日本、中国、韓国を含むアジアの3つの主要市場を対象に販売する。国内ではKDDIとNTTドコモが取り扱う。
Nreal Airは、重さ約76g、使用時の大きさ148mm×51mm×159mmで、両眼に解像度1920×1080、視野角が対角46度のディスプレイを搭載。ARデバイス用のマイクロOLEDチップを搭載し、130インチのスクリーンを1度あたり49ピクセル(PPD)、リフレッシュレート90Hzで表示できるという。
レンズを傾けることで視野角を3段階に調整できるレーキシステム、頭をしっかりと保持してズレないエラスティックテンプルなどを採用。従来機「NrealLight」と比較すると、20%軽量化、連続稼働時間は最大50%長くなる。
対応するスマートフォンなどと接続、「Android」アプリケーションを起動してスマホの画面をARグラス内のスクリーンで利用できる「ミラーリング」モード、グラス内で空間上に映像を映し出す「MR (Mixed Reality)」 モードなどを引き続き搭載する。シースルー構造のため、装着時も常に周囲の状況を確認可能だ。
auによるスマートグラス紹介ビデオ
また、ARデバイスとして世界で初めて「iOS」デバイスとの互換性を提供する。別売のデバイスと組み合わせ、「iPhone」「iPad」などにも対応するという。
同日には、異なる場所にいる複数人のNreal Airユーザーが1つのARスクリーンを共有できる新機能「Watch Party」も発表した。
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