インキュベイトファンドは9月21日、8月に既存投資先の成長加速支援を目的としたグロース・ファンドを161億円規模で設立したと発表した。
同社はこれまで、創業初期(プレシード・シードステージ)に特化して投資してきたが、今回組成したファンドは、初めて「グロースステージ」(ベンチャーなどの事業が本格的に成長をし始めた段階)に特化している。また、ファンドを構成する出資者の8割が日本・北米・アジアなどの機関投資家で組成されているのが特徴。
海外の機関投資家は、北米・香港・シンガポールを拠点とした金融機関や北米の大学基金などで構成されており、そのほとんどが日本のベンチャーキャピタルファンドに投資するのは初という。
今回設立されたグロース・ファンドで追加投資を受けた企業は、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を手がける宇宙ベンチャー企業のispaceや、ウェブサイト多言語化ソリューション「WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)」などを提供するWovn Technologiesら6社など。
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