Facebookは米国時間8月19日、いわゆるメタバースを仕事や協調作業に取り入れることを目指す「Horizon Workrooms」のオープンベータ版を公開すると発表した。仮想現実(VR)ヘッドセット「Oculus Quest 2」で無償でダウンロードできる。この複合現実(MR)を取り入れたコラボレーション機能は、次なる目玉になる可能性もある。
Horizon Workroomsの特徴は、アバターの姿で「ブレインストーミングを行ったり、ホワイトボードにアイデアを書き出したり、ドキュメントを作成したり、チームメンバーから進捗状況の報告を受けたり、あるいは何となく集まって雑談するなど、より話しやすい環境で会話すること」ができる点だ。
これは、VRやMRに企業的な要素を加えようというFacebookの試みだ。Oculusが消費者にいくらか好意的に受け入れられている状況を考えると、この動きは理にかなっているが、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が望むようなメタバースの実現には至っていない。
同社はHorizon Workroomsについて以下のように説明している。
Workroomsは、Quest 2での体験を実現するために最新かつ最高のテクノロジーを集結しています。ミクストリアリティー(複合現実)デスクやキーボードトラッキング、ハンドトラッキング、リモートデスクトップストリーミング、ビデオ会議の統合、空間オーディオ、そして新しいOculusアバターといった機能を用いて、これまでにない生産性の高い体験を実現しました。
当然ながらHorizon Workroomsは、Facebook社内で既に使われている。同社によると、Workroomsは「物理的に離れた環境の中で最も優れた働き方の1つ」だという。
複合体験、コンパニオンアプリ、アバター、空間オーディオ、ホワイトボード、タスク別の部屋、ハンドトラッキングが利用できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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