東京大学エッジキャピタルパートナーズが300億円超の新ファンド--サイエンス領域に投資

 東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)は5月17日、UTEC5号ファンド(UTEC5号投資事業有限責任組合)を5月7日に組成し、一次募集を締め切ったと発表した。サイエンスやテクノロジー領域を対象としており、6月までに総額300億円超となる予定。

 有望なスタートアップに対して、シード/アーリーステージからIPO/M&Aまで、成長にあわせ一気通貫かつ充実した資金供給が可能となるように、出資可能金額のスケールアップを図るという。存続期間は、2021年から10年間(延長の可能性あり)。

 また、より広範なスタートアップに対し迅速な各種支援を提供すべく、サイエンス・テクノロジー領域のシードステージのスタートアップを対象とする「UTEC Founders Program」を5月17日にローンチし、出資およびやグラント(助成金)の募集を開始する。加えて、HR(人的資源・人材)支援についても、世界で戦えるスタートアップの創出を目指し、チームメンバーとサポート内容を拡充し、さらなる強化に取り組むという。

 同社は2004年に創業し、UTEC1号から5号ファンドまでの累計コミットメント額は約850億円になるという。これまで、東京大学など国内外のアカデミアと連携のもと、サイエンスとテクノロジーを強みとする110社以上のスタートアップに対し投資を実行。そのうち13社が株式上場、12社がM&AなどのEXITを果たしており、株式上場を果たした13社の時価総額は合計で1.5兆円に達しているという(2020年12月時点)。

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