Airbnb Japanは3月3日、卒業旅行へいけない学生に向け、「バーチャル卒業旅行2021」を実施すると発表した。Airbnbの共同創業者であるネイサン・ブレチャージク氏がホストとなるオンライン体験を提供する。
Airbnbでは、オンラインを使った“体験”を提供しており、新型コロナの感染が拡大した2020年以降、リアルで実践していた体験をオンラインに置き換え、家でも楽しめるコンテンツを実施してきた。
バーチャル卒業旅行2021はその一環として実施するもの。特設サイト を用意し、学生に人気の卒業旅行先である韓国、タイ、アメリカ、フランス、イギリスといった国々のオンライン体験を特集している。
そのスペシャルコンテンツとして、ネイサン・ブレチャージク氏がホストとなるオンライン体験では、アーティストでデザイナー、東京藝術大学デザイン科で准教授も務めるスプツニ子!氏をMCに迎え、若者たちへエールを送るという内容だ。
座談会形式で実施され、「多様性を学び、人生を豊かにする旅の意義」や「チャレンジの乗り越え方」をAirbnb共同創業者から伝える内容になるとのこと。創業時の数々のチャレンジを乗り越え方など、ネイサン・ブレチャージク氏ならではの話がきける。
オンライン体験イベントは、3月17日の9~10時に開催。参加予約は、3月8日の午前8時から、先着順で受け付ける。限定20席、費用は1000円、実施言語は英語になる。
ホストを務めるネイサン・ブレチャージク氏は「高名なアーティストであるスプツニ子!氏と一緒にバーチャルではあるが、学生の皆さんと会えることを楽しみにしている。起業家としての私のストーリーと、これまでの歩みを共有しながら、日本の将来の起業家になりうる学生たちと一緒の時間を過ごせることを心待ちにしている。パンデミックのために私たちは物理的に離れているが、お互いがつながり、体験を共有することはこれまで以上に重要になると確信する」とコメント。
スプツニ子!氏も「卒業旅行という多様な文化に触れる機会をオンラインで世界中のAirbnbのホストとつながり、異文化交流を楽しめるというのは、今の時代に即した新たなコミュニケーションの形であると感じる。私自身、10代から英国に留学、そして20代で米国に行き、さまざまな人々や考え方に触れることで、今の人生形成に大きく影響した。今回は、Airbnbを創業したネイサン氏が歩んできた道のりを学生のみなさんと一緒に聞きながら、これから社会に出て困難に直面したときの向き合い方や旅から得る多様性への理解など、このオンライン体験を通して、卒業旅行で得られるようなちょっとした新たな気づきにつながるとうれしく思う」と意気込みを話している。
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