任天堂、コロプラへの損害賠償請求金額を増額--49億5000万円に

 コロプラは2月12日、「(開示事項の経過・変更)当社に対する損害賠償請求訴訟の提訴額変更に関するお知らせ」を公表。2020年12月21日付けで、原告である任天堂が、コロプラに対して損害賠償請求金額を変更する旨の「訴えの変更申立書」が提出され、2月12日に内容を確認したことにともなうものという。

 コロプラは2018年1月10日に、任天堂から一部のゲームアプリについて特許侵害に関する訴訟を提起されたことを公表。コロプラが開発・運営するスマートフォンゲームアプリ「白猫プロジェクト」について、任天堂が保有する特許権を侵害しているとされているもの。コロプラでは、2016年9月に任天堂からの指摘後、1年以上にわたり特許権を侵害しないことを任天堂に説明したものの受け入れられず訴訟が提起され、任天堂はコロプラに対して44億円の損害賠償を求めていた。

 訴えの変更申立書によれば、任天堂側が請求金額を49億5000万円に変更。理由として、本件訴訟の提起後の時間経過によって、請求金額を追加したとしている。

 コロプラでは「当社のゲームが任天堂の特許権を侵害する事実は一切無いものと確信」とし、その見解の正当性を主張していく方針としている。

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