Adobeは2020年7月、PDFを活用するための複数のツールを公開した。Microsoftの「Word」「Excel」「PowerPoint」ファイルや画像ファイルから、簡単にPDFを作成できるツールなどだ。Adobeは米国時間2月2日、さらに新しい機能を追加し、多数のPDFのタスクをブラウザーで直接行える「Acrobat web」を立ち上げた。
Acrobat webには、PDFをパスワードで保護する、1つのPDFファイルを複数に分割する、複数のPDFファイルを1つに結合するといったタスクを処理するツールがある。Adobeがブログ記事で説明している。これらのツールは無料で使えるが、PDFファイル内のテキストを編集するといった、より高度なオプション機能を利用するには、サブスクリプションプラン「Adobe Acrobat Pro DC」への加入が必要だ。
DocuSignなどは、かつて紙の文書に署名していたように、PDFにデジタル署名できるサービスを提供している。Adobeもこのような機能を提供しており、Acrobat webでも利用可能だ。ブラウザーのアドレスバーに「sign.new」と入力するだけでもアクセスできる。
AdobeはGoogleの新たな「.new」インターネットドメインサービスを利用し、このような機能を実現している。ほかにも、さまざまなタイプのMicrosoftドキュメントをPDFファイルに変換する「PDF.new」、JPEGやPNGなどの画像ファイルを変換する「JPGtoPDF.new」、PDFファイルのサイズを圧縮する「 CompressPDF.new」などが利用可能だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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