米連邦取引委員会(FTC)が、主要なソーシャルメディアや動画ストリーミングプラットフォームに対し、ユーザーの個人情報をどのように取り扱っているかを説明する情報を提供するよう命じている。この命令は米国時間12月14日、Facebook、WhatsApp、Snap、Twitter、Amazon、YouTube、TikTokを所有する字節跳動(バイトダンス)、Reddit、Discordに対して出された。
FTCは、これらのインターネット企業が個人情報やデモグラフィック(年齢や住んでいる地域などの人口統計学属性)情報を収集、利用、追跡する手法のほか、各社の慣行が未成年者にどう影響しているかを把握できる情報を求めている。各社は45日以内に対応する必要がある。
また、ユーザーに配信する広告やコンテンツの選択方法、個人情報にアルゴリズムやデータアナリティクスを適用しているかどうか、ユーザーエンゲージメントの測定や調査の方法などに関連する情報も求められている。
Twitterの広報担当者は米CNETに対し、メールで送付した声明の中で、「Twitterのサービス運営の状況を把握するために、FTCが必要とする情報を確実に得られるよう、通常行っているように」取り組んでいると説明した。
Discordは、サービスに広告を掲載しておらず、有料のサブスクリプションサービスで収益を得ていると説明した。Discordの広報担当者は、「当社は、広告掲載、広告主へのユーザーデータの販売、ユーザーの個人情報の第三者への提供で収益を得ていない」とし、「Discordはユーザーのプライバシーを非常に真剣に考えており、喜んでFTCに協力する」と述べた。
Redditは、FTCに協力してプライバシーポリシーを説明するという。
米CNETは、Snap、YouTube、バイトダンス、Twitch、Amazonにコメントを求めたが回答を得られていない。Facebookはコメントを控えた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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