1カ月使ってわかった「Galaxy S6 edge」の実力--山根康宏氏がレビュー - (page 5)

独自アプリも減らし使いやすさを優先

 Galaxyシリーズは新モデルが出るたびにサムスン製の新しいアプリが追加されていった。だが実際それらを使うユーザーはどれだけいただろうか。前述したホームボタンのダブルクリックも、今までは音声コマンドの「S Voice」の起動に割り当てられていたのだ。だが同機能は決して使い勝手のいいアプリではなかった。

 S6 edgeではプリインストールアプリを大幅に減らし、ホーム画面はデフォルトで2画面、アプリの一覧画面も同様に2画面に収められている。サムスン製のアプリも一部がプリインストールされているにとどまり、追加したい場合は自分でダウンロードする形式に改められた。

 スマートフォンを買ったものの、プリインストールアプリの大半は使われないケースが多い。しかも多数のアプリがあると、目的のアプリを探すのも大変だ。このように2画面ならばユーザーも戸惑うことは少ないだろう。


日本版(au)のアプリ一覧。auアプリも多いが2画面に収まっている。

韓国版(KT)のアプリ一覧。こちらも2画面に収まるようフォルダを有効利用している。

 S6 edgeはスペックだけを見ても十分すぎるくらいハイエンドな製品である。だが細かい部分での使い勝手が高められており、スマートフォンそのものを毎日楽しんで使うことができる製品に仕上がっている。特にソーシャルネットワークサービス全盛の今、スマートフォンで最もよく使われる機能と言えるカメラの使い勝手は申し分ない。

 もちろん全体のレスポンスも快適で、今購入しても2年間使い続けられるだけの性能を有していると言える。さらには飽きの来ない高級感あふれるボディーも大きな魅力だ。全く新しい製品に生まれ変わったGalaxy S6 edge、サムスンの本気が随所に感じられる製品だ。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]