1カ月使ってわかった「Galaxy S6 edge」の実力--山根康宏氏がレビュー - (page 2)

プレミアムなボディーは価格を考えれば当然

 過去のGalaxyシリーズは高い性能で市場から絶大な人気を得ていた。だがここ1~2年のスマートフォンは各社スペックは横並びとなっており、高機能・高性能だけでは差別化するのが難しくなっている。

 ソニーがXperia Zシリーズで質感を高めていった一方で、Galaxyシリーズは一貫して樹脂製のボディーを採用していた。だが昨年のGalaxy S5では等間隔にドットの空いた電池カバーを採用するものの評判は思わしくなく、本体の外見も安っぽさを増してしまったという意見も多かった。今や10万円弱の単体価格も珍しくないハイエンドスマートフォンは、性能だけではなくルックスも重要なのだ。

 S6 edgeは本体の背面側もガラス仕上げとし、従来にはなかった両面ガラス仕上げとした。しかも背面側のガラスの下にはフィルムを入れ、光の当たり具合で有機的に色合いが変化する。これにより毎日使い続けていても飽ることが無く、カバー類を付けるのも勿体ないと感じてしまうほどだ。

 さらに側面のフレームの素材は金属。このガラスと金属の組み合わせは本体を手で持ってみると非常に心地よく、見た目だけではなく手触りや質感も価格に見合った高級感あるものとなっている。従来のサムスン製品と思ってS6 edge、S6を手に取ってみると、同じメーカーの製品とは思えないほど仕上がりは美しい。


S6 edgeは4色展開。中でもグリーン・エメラルドは最も豊富な色変化を起こす。

 ところで背面側には1600万画素カメラを備えているが、カメラ部分は本体より若干出っ張っている。これについてフラットのほうがいいという意見も聞かれるが、使ってみるとむしろこのでっぱりはあったほうがいいと思われた。机の上に置いたS6 edgeを手に取るとき、カメラ部分のおかげで本体が机の上からわずかに浮くので持ちやすいのだ。

 iPhoneのようにカメラが片側に寄ったデザインなら背面のでっぱりは気になるのだろう。だがS6 edgeのように本体中央にカメラがあるのであればこれは気にならず、むしろ実用上はこのほうが使いやすいと感じる。カメラを撮影するときも、カメラ部分に間違って指がかかってしまうことを防ぐ効果もある。


背面のカメラのでっぱりはむしろあったほうがいい。

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