チェン氏は「東南アジアの消費者は、買い物をより簡単に、便利にするため、また最安値を探し出すために、もっと多くのツールやアプリを利用したいと思うようになっている。しかし、クレジットカード情報をネット上で提供することについての懸念が依然として購入の障壁となっている。ネット上の小売業者は、オンライン決済のセキュリティにおいて、消費者からの信頼を得ることが肝要だ」と述べる。
オンラインショッピングに最も良く使われるデバイスとしてはPCが東南アジア市場の大部分を占めているが、携帯電話の利用も地域全体で人気を伸ばしてきている。オンラインショッピングのために携帯電話を利用すると答えた人はフィリピン、インドネシア、ベトナムとタイが世界トップ10入りし、また全ての東南アジア市場が世界平均を上回っている。
オンライン上の小売サイトにアクセスするための手段としてはタブレットの利用も人気を集めており、シンガポールを除く全ての東南アジア市場でオンラインショッピングのためのタブレット利用が世界平均を上回っている。
チェン氏は「東南アジアにおけるネット接続デバイスの普及拡大がこの地域の消費者の購買行動に影響を与えている非常に重要な要素であることは間違いない。所得水準の上昇、高速接続の普及とオンラインサービスの進化が今後数年に渡ってその影響に拍車をかけるだろう。この伸びが継続傾向を見せていることから、ECはオンライン小売業者と実店舗経営者の双方にとって拡大しているオンライン消費者層に食い込む絶好の機会といえる」と述べている。
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