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コンシューマー向けの低価格3Dプリンタが登場する 重要特許の期限切れにともない、SLS方式の3Dプリンタも、熱可塑性素材でできた製品の製造に用いられる熱溶解積層法(FDM)方式の3Dプリンタと同じ道をたどっていくと期待できる。 FDMプリンタの特許が期限切れになった際、各社から3Dプリンタが発売されるようになった結果、特許の期限切れからわずか数年でその価格は数千ドルから数百ドルにまで低下した。 このため今回の特許の期限切れによって、数年以内にオープンソース革命の波が押し寄せ、競争が始まることで、3Dプリンタの価格が低下すると予想される。 現在のところ、家庭用3Dプリンタの価格は1000ドル以上となっている。例えば、「MakerBot Replicator Mini」は1375ドルだ。しかし5年前には、このような製品は平均的な家庭で購入するにはあまりにも高価すぎたのだった。 さらに、中国が3Dプリントに興味を示している。China 3D Printing Technology Industry Alliance(中国3D打印技術産業連盟)は330万ドルをかけて、中国の10都市に3Dプリントのイノベーションセンターを建築する計画だ。同国が3Dプリンタの製造に本腰を入れた場合、欧州市場に製品がなだれ込む結果、価格の低下に拍車がかかることになるだろう。
提供:Louis Seigal
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